3種のシラミ(しらみ)

シラミ成長過程

シラミは人間の頭髪や衣服に寄生し血を吸って生きる寄生虫です。「しらみ」は「白虫」という語源で実際白っぽい色をしています。卵は10日で孵化し、幼虫は約3週間で脱皮して成虫となります。シラミの卵が成虫になるまでは約1ヵ月かかり、成虫は約1〜1ヵ月半の寿命です。シラミは幼虫、成虫、オス、メスに関係なく一生を通じて血を吸うというやっかいな虫です。

●アタマジラミ

アタマジラミ

アタマジラミは人との接触により頭髪に寄生します。子どもはくっついて遊ぶため幼稚園や小学校などで集団感染が起こりやすいです。頭髪に産みつけられた卵は髪の毛に固着しているので、駆除用くしで根気よく駆除するのがベストです。

●コロモジラミ

コロモジラミ

コロモジラミは毎日入浴し、衣服を取り替える通常の生活をしていれば感染することはありません。コロモジラミは人から離れても30日生きることができます。

●ケジラミ

ケジラミ

ケジラミは主に性交渉により感染しますが、公衆浴場、プールなどで感染する場合もあります。ケジラミの大きさは他のしらみより小さいので、くしの目にひっかからないため、くしだけでの駆除は不可能です。強力な薬剤での駆除が効果的です。